香り

2013年 今年のヒット商品が予想されていました。

そのひとつに、香りの柔軟剤があり、それも従来のものより量が少なく、

低価格、香りの種類も豊富洗濯をするときの気分にあわせて香りを変えるというもの。

近年一般家庭の生活は以前より豊かになりました。、

お金をだせば何でも買うことが出来、物があふれてきました。

豊かさがあると心に余裕がうまれます。

なので

形あるものには少しあきてきました。

何か目に見えない心の感じ方に憧れを持つようになってきたのではないでしょうか

そういう思考の現れが今年のヒット商品予想にでてきているように感じます。

香り科学のはじまり

豊かな文明社会を獲得し、人がもとめたのは

より便利な暮らしではなく、

何よりも大切なのは心の安らぎと体の健康だと気づいたとき

人々は自然の香りの持つ不思議な力に注目しました。

香りの陰性・陽性

躁鬱の鬱のとき、心が沈みます。沈静します。

躁鬱の躁のとき、こころがエキサイトします。

この時の脳波をCNVとといいます。

あるとき、それをあててみようという日本の学者がいて、非常におもしろい結果がでました

たとえが

日本の香道の中心は沈香(お香のにおい)

ヨーロッパの教会では聖油を使います。なかで大切なのは乳香

これらをかいでもらうとCNVが陰性、つまり沈静となりました

白檀やラベンダー・カモミールなども同じ陰性です

反対に、興奮、エキサイト、うきうきするのがジャスミン・ローズ・肉桂です

つまり陽性です

脳波ですから、それぞれコンピューターで陰性と陽性があるということを、目で確認することが出来るようになりました。

香りのひとつの分類ができてきました。興奮性と沈静性です。

香りの心身に与える影響は”香気”と言う言葉があるように、気分として感じるだけのものとおもわれてきましたが、気分は感情であり、精神的な作用、すなわち心の健康、体の健康に大きく関わるということが、科学的にもに明らかになってきました。

新しき 年のはじめにかくしこそ 千年を重ねて たのしきをつめ

古今和歌集 大歌集大歌所御歌

新春の光が、清められた門や窓辺をやさしく包み、元日の朝を迎えました。

身が引き締まる快い寒気に漂うのは、松や竹・橙など新年を寿く植物の香りと おせち・御屠蘇など、それぞれの家庭の味に息づく香り

それらはすがすがしく、新しい年への祈りと希望を秘めています

千年以上も日本人が大切にしてきた香りです

今年もたくさんの喜びと楽しみを、香りとともに感じていきたいと思います。

                    次回 黒田正子の香りのコラムは香りのTPOです