第二回 ハーブとの出会い チコリ
チコリの花をご存知ですか?
そう聞くとみなさん
パリパリと食感のいい野菜ですね。どんな花が咲きますか?・・・・と 反対に質問されます。
チコリの花が咲いている風景をみる事の方が少ないようです。
野の花の素朴さもあり、淡いブルーの花が爽やかで凛とした立ち姿
ブルーの花は5時間咲くとしぼんでしまう一日花
そのはかなさが美しさを際立てているように思えます。
私がはじめてハーブに惹かれたのは30年ほど前。
知人の家に行った時、庭にチコリの花が群生していました。
花丈があり、私も身長は160センチ以上ありますが、チコリの群生の中に入ると見えなくなる程でした。
淡いブルーの花の群生は霞みがかかっているようで美しく、感動しました。
知人にあの花はなんと言う花ですか?
と尋ねると、チコリの花ですよと言われ
「あの野菜のチコリの花ですか!!」 と驚いたことを思い出します。
チコリとの出会いをもう一度農場で再現し、大切にしたいと考えました。
北海道はもう本格的な冬ですが、チコリは11月初めまで花が咲いていました。
来年是非農場のチコリの群生を見に来てください。きっと感動すると思います。
チコリ
和名 キクニガナ
ヨーロッパ原産のキク科ニガナ属の多年草です。
スカイ・ブルーのタンポポににた花が魅力的で、背の高いハーブです。
花が時間を知っているかのように正確に朝開き、正午にはしぼんでしまうので
花を見る時間は限られてしまいます。
チコリの伝説のひとつに帰らぬ恋人をなきながら待ちわびた少女の化身でその青さは
涙の色。ドイツではこの草ハーブをウェグワート(道端で待ちわびる人)と呼ぶのはこの伝説に由来しています。
チコリの若葉はほんのりとした苦味があり、美味しく、サラダに使います。
花びらも散らすと一寸したレストラン気分も味わえます。冷やしうどんに氷といっしょに散らすのも素敵!!
チコリの根のコーヒーはカフェインを含まない健康飲料。強壮、消化作用にもすぐれ、うれしい飲み物です。
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