札幌はようやく春の装いです

大通り公園ではライラックが咲き、ライラック祭りが開催され沢山の人が訪れています。花壇にはチューリップやパンジーが色とりどりに植栽され、北国の初夏を感じさせてくれています。

フレンチライラック フランス

フレンチライラック
フランス

センセーション オランダ

センセーション
オランダ

カリフォルニアローズ アメリカ

カリフォルニアローズ
アメリカ

 

花を想像するとき

私は花と共に香りを感じます。滝上町の芝桜、ピンクの花と共に甘い香りが漂います。昨年訪れた新宿御苑の桜・ハウステンボスの運河に一面咲いていたバラ・いつも花風景と共に香りがあります。

桜風景

桜風景

ある場所で「匂い、香り」を意識しながら体験する風景を「匂い風景」あるいは「香り風景」と呼ぶ方もいらっしゃいます。

その方は

風景とよく似た意味合いで用いられる言葉に「風致」があり、「風致」という言葉から「香りの風景」の説明をされています。

「風致」とはおもむき。あじわい。

特に自然のおもむき風趣である(大辞林)

その中の「あじわい」は単に味覚だけではなく 味・香り・舌ざわり・音・冷たさや温かさ・見た目などすべての感覚が統一されて感じるもの。

ある場所の風景を思いおこす時、すべての風景にはその場所・その季節・その瞬間ならではの香りが存在します。香りは私たちが感じる風景の印象に大きく影響しています。

塙町ダリア園

塙町ダリア園

「香り風景」とは「香り」に意識を向けながら風景を五感で「あじわう」ことと その方は説明しています。

私もハーブを通して五感を感じるガーデニングの話をしてきました。

視覚中心の社会から少しづつ五感を呼び戻してはどうでしょうか?

今、緑の空間づくりには、目にみえない「香り」という要素が新しい付加価値としての役割を求められています。

風景を視覚中心に見るだけではなく、そこに感じる「香り」に意識をむけていくことが、風景をより印象的に感じ、心に響くものとなり、心に残る風景になります。

そして、香りに刻まれた五感の記憶はふとしたなにかのきっかけで思い出し、何十年も思い出すことのなかった記憶のドアを開いてくれることもあるでしょう。フェンネル

 

 

 

 

小さい時の風景を心のひきだしから出してみると

「香り風景」がそっと訪れてくるかも・・・・・・・!!

 

                                  参考文献
                               香り植物の緑化デザイン